TENEZ 年末のご挨拶と振り返り|代表ブログ
TENEZ 年末のご挨拶と振り返り|代表ブログ
いつもTENEZを応援いただき、本当にありがとうございます。
TENEZ代表の冨田ツインズ(冨田大夢・冨田千聖)です。
2025年も、皆さまのおかげで、数多くの挑戦と成長を実感できた一年となりました。
夢に描いていたことが少しずつ現実になり、改めて支えてくださる皆さまの存在の大きさを感じています。
今年を振り返り、私たちの今の想いを一筆書きました。
ぜひご覧いただけましたら幸いです。
オフラインの熱狂を、オンラインへ
今年は、商業施設での催事やイベント出展、テニススクールでの委託販売など、オフラインでお客様と直接お会いする機会を大きく増やすことができました。
決して順風満帆な現場ばかりではなく、商業施設でも立地や導線が難しく、「この時間帯でどうすれば1枚でも多く商品を届けられるか」に苦戦した日々が続いたりもしました。
一方で、店頭でお客様と直接お話しすることで、実際の着心地やサイズ感、その他リアルの"お客様の声"を聞くことができ、今後の商品開発においても非常に参考になりました。
オンラインでのお問い合わせにも、より具体的で正確なご案内ができるようになったと感じています。
作り手の立場にいると、どうしても視野が狭くなったり、無意識のうちにバイアスがかかってしまうものです。
だからこそ、このように直接お客様と向き合う機会は、デザイナーでもある私たちにとって、自分たちのものづくりを客観的に見つめ直すための重要な時間だと感じています。
作り手と消費者をつなぐこの「リンク」こそが、TENEZのプロダクトをより良くしていく上で欠かせない要素だと考えています。
夢に見ていた、念願のショップでの催事
今年の中でも特に印象深い出来事は、小さい頃からお世話になっていたウィンザーラケットショップ様での催事が実現したことでした。
委託販売にも関わらず、売上が弊社の催事の中でも過去最大を記録し、それをきっかけにTENEZを知ってくださったお客様も多くいらっしゃいました。
長くテニスに向き合ってきた自分たちにとって非常に感慨深い経験でした。
ゼロからの立ち上げ、会社として2年半の歩み
TENEZは、アパレル経験ゼロ、社会人経験ゼロ、ビジネス経験ゼロであった私たちが始めたD2Cブランドです。
本腰入れて会社にしてから約2年半。
決して近道ではありませんでしたが、日々の地道な努力や積み重ね、もともと培ってきた感覚やセンス、そして何より、応援してくださる皆さまのお力添えのおかげで、少しずつ成長していきました。
少しずつ認知も広がり、自分たちが本当に作りたいもの、お客様が求め、喜んでくださるもの、そのバランスを取った商品開発とラインアップがようやく形になってきたと感じています。
おかげさまで、今年は売上が昨年の約3倍、会社設立からわずか2年半で15倍以上にまで成長することができました。
物流体制の大きな転換点
もう一つの大きな転換は、倉庫・物流会社との契約です。
立ち上げ当初は、オーダーが入らない日が続いたり、入っても1日数件程度。
今年の半ば頃までの約4年間は、検品、梱包発送、メッセージカードの同封、郵便局まで歩いての持ち込み、すべてを自分たちの手で行っていました。
現在では、おかげさまで自分達だけでは手に負えないほど多くのオーダーを日々いただけるようになり、本来、一定以上の出荷数がないと契約困難な大きな倉庫会社とも無事に契約が成立し、現在は発送業務を任せられる体制になっています。
実際のところ、自分たちで梱包していた頃が懐かしく、メッセージカードに直接感謝の気持ちを書けなくなったことは少し寂しく感じています。。
ただその分、マーケティング、動画の撮影・編集・投稿、今後に向けた企画、資金繰りや新しい挑戦など、今まで手が回っていなかった部分に、より集中できるようになりました。
新しいラインアップ「STREET-SPORTS」の挑戦
TENEZは、もともとテニスウェアブランドとしてスタートしましたが、 次第にテニスに限らず、スポーツシーン全般、そしてさまざまな方に着ていただけるアクティブウェアへと少しずつ領域を広げながら成長してきました。
今年の試作で新たに展開した「STREET-SPORTS」ラインアップ(アスリートのライフスタイルをコンセプトにした、STREET × SPORTS(TECH)の融合ライン)では、 ブランド立ち上げ当初から掲げてきた「アスリートのライフスタイルを、おしゃれにする」を、ようやく体現できるようになってきたと感じています。
始めた当初は、コンセプトに芯がなく、試行錯誤を重ねる中で方向性がブレてしまったり、商品がなかなか思うように売れなかった時期もありました。
しかし、そうした経験を積み重ねる中で、少しずつ自分たちの目指す方向性が明確になり、来年度にはこのラインアップがマーケティングと連動し、大きく成長していく手応えと未来が見えています。
来年へ向けて
来年は、さらに飛躍の年にします。
・アフタースポーツパフューム(香水)の販売開始
・渋谷の有名商業施設での2ヶ月間の出店(2月1日〜)
でスタートを切ります。
自分たちが憧れていた夢のような場所にTENEZの商品が並び、それを手に取ったお客様が喜んでくださる瞬間は、私たちにとって何よりもやりがいを感じる時間です。
また来年は、デザイナー、ビジネスマンとしてだけでなく、テニスの試合にも復帰し、選手活動ももっと頻繁にできるようなスケジュールを組んでいく予定です。
2人とも未だに腰の怪我に悩まされながらにはなりますが、今後も二刀流で挑戦を続けていきます。
最後に
いつもTENEZの商品をご購入くださるお客様、そして関係者の皆さま、日頃より支えてくださっているすべての方へ、改めて心より感謝申し上げます。
長くなりましたが、以上をもちまして年末のご挨拶とさせていただきます。
どうぞ良いお年をお迎えください。
来年度も、TENEZをどうぞよろしくお願いいたします。
TENEZ 代表 冨田ツインズ